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  • 2024.07.17

  • 11:00 - 12:30

[H-4]

高カカオチョコレートがもつ健康長寿パワー

チョコレートに含まれるポリフェノールは、褐色で強い“苦味や渋味”を呈する。近年苦味を認識する受容体T2Rは口腔だけでなく腸管にも発現することがわかった。これらは消化管ホルモン分泌を介して、血糖を調整し食欲を抑制するが、ポリフェノール類との相互作用については明らかとなっていない。また“渋味”の認識機構は長い間不明である。一方、渋味ポリフェノールの大規模摂取試験では、心血管系疾患リスクの大幅な低下や海馬依存性認知機能の向上が確認されている。そこで我々は、ポリフェノールの“味”が脳に認識されることによって、神経系を介して有益な生理作用が生じること、すなわち“感覚栄養学”的観点から研究を進めている。本講演ではその一端を紹介する。






#ウェルネスフォードジャパン2024
#WFJ

空席あり

受講料（事前）：0円

受講料（当日）：0円

スピーカー詳細

大澤 俊彦 氏

愛知学院大学 特任教授人間総合科学大学 特任教授名古屋大学 名誉教授

1974年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了（農学博士）
オーストラリア国立大学理学部化学科リサーチフェロー。
1978年名古屋大学農学部助手、1995年同大学農学部教授、2010年より愛知学院大学心身科学部 学部長・教授、その後、特任教授、現在に至る。
2019年より人間総合科学大学　特任教授。
研究は、「天然素材、特に植物性食品素材由来の機能性因子の探索と化学・ 機能性の解析」「抗酸化食品因子を対象に、ヒト臨床を中心とする生体内吸収・代謝の化学と機能性発現機能の解明」を行う。

越阪部 奈緒美 氏

芝浦工業大学 システム理工学部 生命科学科 教授

【学歴】
1984年　3月　星薬科大学薬学部衛生薬学科卒業
2000年　3月　博士号（薬学）取得

【職歴】
1984年　4月　明治製菓㈱　薬品総合研究所入社　医薬品の薬理安全性研究に従事
1992年　4月　明治製菓㈱　生物科学研究所異動　食品の機能性研究に従事
2006年 10月　東京大学大学院農学生命研究科　非常勤講師
2008年　3月　明治製菓㈱　退社
2008年 10月　芝浦工業大学　システム工学部非常勤講師
2009年　4月　芝浦工業大学　システム工学部准教授
2011年　4月　～現職

【学協会活動】
日本ポリフェノール学会理事、日本酸化ストレス学会代議員、日本食品免疫学会評議員、
日本栄養食糧学会参与、Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition編集委員, Frontiers Nutrition編集委員

【専門分野】
機能性食品学

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